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2006年11月14日 (火)

ピーロート・ワイン・オークション2006ーーロマノフ王朝 皇帝のワイン:150万円〜

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毎年11月の第三木曜日はボジョレー・ヌーヴォーが解禁となりますが、(今年は、11月16日)その前にワイン愛好家の方々にこのようなワインオークションがあった事もお耳に入れて頂ければと思います。


魅惑のベールに隠されて、ワイン愛好家の垂涎の的とされて来た「皇帝のワイン」...それが『マサンドラ・コレクション』。帝政時代ロマノフ王朝のロシア皇帝ニコラス2世が世界最高のワインを目指し、19世紀後半に世界中の銘譲ワインコレクションを形成しました。このコレクションは、20世紀前半の革命時にも無傷で保管され、さらには第2次世界大戦時には全コレクションを莫大な費用をかけて隠し、まさに命をかけて守り抜いた歴史的価値もある至宝なのです。


コレクションのセラーに眠るオールド・ワインは100万本を超えるとも言われています。中には皇帝の私印が押された希少ワインもあり、今回、その希少なワインが日本に上陸。これを富裕層の皆さまにオークションでお渡しするイベントでした。一方、このオークションでは、利益の一部をメイク・ア・ウィッシュ・ジャパン(難病と闘う子供たちの夢をかなえるボランティア団体)へ寄付も予定されています。

陽気なアメリカ人の司会者が雰囲気を高めるトークを展開し、オーストラリア大使のご挨拶などを経て、ワインを頂きながらオークション開始。

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皇帝紋章入りのワインは1本150万円。今回のオークションの最高級品なので、始めはシャトー・ムートン・ロートシルト2000。
と言いつつも1本8万円から。値段に心配しつつ様子を見ているとシャトー・マルゴーが6本セットで5万円。これは安いです。札がどんどん上がり、落札は13万円以上。価値が分かる人はサッと札を上げてお買い上げになられていました。ラフィット・ロートシルト2003年は3本セット12万5千円。確か2003年はラフィットにとっては異例なヴィンテージだったはず。。。とモタモタしている間に他の方にサッとお買い上げされてしまいました。


中には、シャトー・ムートン・コレクション1945ー1999ワンセットで660万円というものすごい値段がありましたが、さすがにこちらは主催者側が650万円と値を下げても買い手はつきませんでした。それもそのはず、値段もそうですが、1セット57本ですから。。。そんなに高級ワインは必要ないと。。。安くても美味しいワインは沢山ありますから。

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長い長い夜は更けて行き、なかなかお目当ての皇帝のワインが出てこなく、時間も迫っていたのでお目見えせずに帰って来てしまいました。楽しい夜ではあったものの、良いものを見分ける観察眼と決断力はさすがワイン愛好家の皆さま。私もしっかり学ばないと。。。と反省した夜でした。


こんなオークションもたまには良いですね。仕事ではなく、個人的にお呼ばれされてみたいです。。。

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