学校行事 オークションパーティー
今年も開かれました。2年に1度の1大イベント、学校のファンド・レイジングを目的としたオークションパーティー。
ドレスコードはブラック・タイ。会場は学校のジム(体育館)で。会場設営はイベントプロデュースカンパニーの手を借りながら、保護者のボランティアのアイデアによってデコレーションします。
オークションのシステムは、すべて保護者や関係者からの寄付によって集められたものが、落札された全額が学校のファンドになります。寄付されるのはありきたりな商品だけではなく、サービスや「技能」まで提供されるのがユニークです。
「先生と一緒に”学校で”1泊できる権利 生徒○人分」
お料理の得意な先生による「ご自宅で、12人分のフレンチ・ディナー」
「先生がアテンドする、オペラ鑑賞会 ○名分」
「校長先生が案内する、母校ハーバード大学内部ツアー ○名分」
保護者によるものとしては、
「ニューポートの別荘1週間使用権」
プールを開放して、「クラス全員分プールパーティー<ピザパーティー付>」
インテリアデコレーターが提供する「ご自宅のインテリア・アドバイス」
「フォトグラファーが撮影する家族のポートレート」
「プロのバレリーナによるバースデーパーティー20名分」
などなど何でもありという感の、湧き出てくるアイデアに目が回りそうです。
今年は、生きた「ラブラドールの子犬」まで会場に飛び出してきました。
保護者だけでなく、生徒たちもこのオークションには深く貢献しています。それはオークションのクライマックス「クラス・ギフト」と呼ばれる、クラスの生徒全員で作り上げた一つのクラフト製品。キルトだったり、絵のコラージュ、陶芸品など全員の手が関わったプレシャスなもの。
まさにPriceless。
保護者の熱い思いを反映して、特にデザインの素晴らしいものは破格の数千ドルもの価格になります。このシステムはアメリカのどの学校でも見かけるものですが、唯一、疑問を感じます。
<注目を集めたクラスギフトのキルト>
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