ジョンズ・ホプキンス大学から英才教育プログラムのDMが舞い込んで来ました。
この年代のこどもたち全員に発送されているようです。
ジョンズ・ホプキンス大学は私立ですが、アメリカでは、公立学校でもこのGifted または Talentedプログラムと呼ばれる一種の英才教育が盛んで、地域ごとに「重点校」が設置されていて、州によって入学年度は異なる(例えば、メリーランド州では小学校4年生、ヴァージニア州では小学校1年生、ニューヨーク州はキンダー、など)のですが、学力試験を受けて合否が決まります。
このプログラムに入学するメリットは、授業の進度が速いため、必要な単位を早く終わらせられるとのこと。小学校でも単位という概念があることに驚きです。
中・高でもそれが引き続き、どんどん単位を積み上げていって、飛び級で大学に入ったり、アメリカの難関大学ではそういう単位を修了していなくては受験できないプログラムもあるようで、そのための準備、ということのようです。
英才教育ではないアメリカのプログラムは、小学校3年生の娘を見ていると、日本と比べて実践的な問題が多いことと、類推力を鍛えるのが特徴です。また、私立ではすでに1学年進んだ4年生の算数を習っています。
例えば算数。グラフや表の読解力に重点が置かれ、日本のように計算力や計算のスピードなどは重要視されていません。「考える力、推察力」それに尽きるような気がします。
思わず笑ってしまったのが、小学校1年生のときの算数。計算の答えを4択の答えから選ぶのですが、最後の4択目は答えの「該当なし」という項目。
これって、正確に計算するのではなくて、アバウトな計算でということ???でしょうか。1年生なのに?!・・・リアリスティックすぎます。
国語(英語)でも、単語を類推させて派生させていく問題や、単語のスペルをバラバラにして、正しい単語を推理します。与えられたテーマについて調べて、レポートをまとめて発表する課題も。時々、いつのまにか気付くと親の宿題になっていますが。。。
サイエンスにしても、社会にしても、一つのテーマを深~く掘り下げていきます。対する日本の教育は、普遍的で一般的な知識を幅広く吸収できるような気がします。
どちらが優れているかは一概には判断できませんが、ここは欲張りに、日米両方の良いところを自分なりに取り入れて、というのが「理想」です。
週末土曜日、日本語補修校から帰宅した娘は、英語とのギャップと1週間分の漢字にぐったりお疲れ気味です。
コメント